とある中学生の一言
「なんで電話にでなきゃいけないの？
びっくりしたんですよね。この言葉。
ちなみに、うちの息子が言ったのではありません。
新入社員が入る時期、よく世代間ギャップのことが話題になりますが、
この「電話」に関する認識のちがい？には、興味深いものがあります。
わたしにとって、「電話が鳴ったら出る」は、当たり前で考えることもなかったけれど、この言葉を発した子にとっては、誰からだれにかかってきたかわからない電話は、「自分の（ゲーム）時間を邪魔するもの」なんでしょうね。
しかも、ちょっと前のビジネス書にも、「電話に出ない時間を決める」とアドバイスしているものもありました。
ほかにはこんなのも
「金利6パーセントだった」
息子の部活のコーチは、わたしの親と同い年。団塊の世代です。
バブルのころ、コーチが務めていた地方銀行の金利は6バーセントもあったとか。
インデックスファンドに投資するより、銀行に預けますね、これは。
びっくりです。
それがいまでは０．０１・・・・・。
時代を感じます💧
世代間ギャップ
部活でもこのギャップってすごく感じます。
コーチの真意は伝わっていない感じがするんです。
コーチは真剣に練習してほしくて厳しく言う。
でも、こどもたちは厳しく指導する人にはついていかない。
それで思い出すのは、
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら （新潮文庫） [ 岩崎夏海 ]
映画にもなりましたよね。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
こちらです。
もう映画すら8年前なんですね。懐かしいです。
乱暴な言い方ですが、この本の肝は、「コミュニケーションをとること」だと思います。
だって、しゃべんないんだもん、中学生。
よく見ると、口以外は表現力豊かなんですけどね。(;^ω^)
足とか手とか、顔とか。目も。
どこに価値を置くか
毎日のように見ているYouTubeで、とある講演家が「世代によって何のために仕事をするのか、という価値観が違う」、という話をしていました。
６０、70代は「ごはん。食べ物。」
４０、50代は「お金」
20，30代は「存在」
なんだそうです。
「働く」ということにしても、こんなに違うのですから、当然、ギャップはあります。
私や夫君は、「うちの卓球部のコーチは、時給いくら？15円くらい？ 超ブラックじゃん。ボランティアなのに言うことをきかない中学生を指導しなきゃいけないなんて！（自分には無理）」
偉そうに言ってますが、コーチできるようなものは何もないので、頼まれることもないです💦
団塊の世代のコーチは、ボールのために謝礼を返上してくれて、わずかなお弁当だけで指導をしてくれています。
ほんと、頭が下がります。
最初は不平ばかり鳴らしていた息子ですが、
私たち夫婦の「コーチの時間をむだにするな！」という言葉の繰り返しに根負けして、コーチの言う通りに練習するようになりました。
卓球って、難しいですよね。
どんなスポーツでも、楽しくなるのはうまくなってから、でしょうけれど、卓球はうまくならないと汗をかくことすらできないスポーツなんですよ。
だからこそ、コーチの言うことを聞いて、わからなかったら聞くなり調べるなりして、頑張らないと、大会では全く楽しめないんです。
さっきまでワールドカップやってましたけど、あんなにできるようになるには、ちいさいころからの努力の積み重ねなんですよね。
しかも、伊藤美誠選手の練習をテレビでみたことがありますが、どうやったら自分が楽しんで練習ができるか、も考えてやっていました。
わたしが、息子に「コーチの言うことを聞きなさい」と言えたのは、
コーチと話をするようになったからです。
最初は、やはり「話しにくいかな？」と構えていましたが、
コーチの経歴やなぜコーチをやろうと思ったのか、を聞いたことで、
人となりを知ることができ、信頼しよう、息子を任せよう、と決めることができました。
そのおかげで、部内では下手なほうだったのが、自他ともに認める部内二位まで上がることができました。
息子も、自信がついてきて、コーチと対等に？話せるようになり、だいぶ勉強になったようです。
「コミュニケーションをとること」は、基本中の基本でしょうけど、やっぱり大事なんだなと思います。
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