はりねずみはころがる。

子育てや教養、その他日々の気づきを書いています。

トップアスリートも言語能力は必須。

 

 

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 娘の歯医者の帰りは

本屋さんに寄るのが通例です。

今日もまた、いつものように本屋さんへ。

娘は漫画本コーナーへ。わたしは本屋さんを一周します。

 

雑誌コーナーで気になるものを見つけたので購入。

 

 

 
 
オリンピックイヤーですから。
いろんな方のお話がのっているのですが、
とくに気になったのは、JOCエリートアカデミーの記事です。
 
みなさんご存じの通り、世界の舞台で活躍できるアスリートを養成する機関です。
わたしは詳しくないのですが、卓球の平野選手や張本選手はそこの卒業生とのこと。
 
この記事では、アスリート養成のために練習だけでなく、知識面でも教育していることを紹介しています。
 
そのなかで「言語力」を鍛える授業があるということに驚きました。
この記事の中では、生徒は詩を黙読し、先生の問いにひたすら言葉で答えていく、という授業について書かれています。
 
アスリートに詩??と不思議でしたが、絵画をみせて、それを言葉で言い表したり、聞いた物語を要約したり、という授業があるのだとか。
 
この言語能力を磨く授業は、コーチに自分のコンディションをつたえることができるようになる。
そして思考を論理的に言語化する能力が磨かれる。 

 と書かれていました。

 

数年前にこんな本も売れました。

 
 
たしかに、こどもたちの会話は、語彙が少なくて済んでいます。
とある講演家が「女子高生の会話には『やばい』しか出てこない。」
という話をしていたのを思い出します。
 
特定の集団の中にいるとき、語彙は少なくて済みます。
それは共通認識できているものが多いからです。
 
先の例の女子高生も、友達同士なら、「あれ」や「これ」で通じるし、「おいしい」だったり、「驚き」だったりしても、すべて「やばい」で理解してもらえます。
 
うちの子の部活仲間も言葉をうまく使えていない気がしています
部員の会話を聞いていても、どんな些細なことでも「うざい」ですべて済ませているように思えてなりません。
ほんとうに些細なことも、とりあえず「うざい」の一言を言いさえすれば、相手は黙るし、それ以上は会話になりません。
 
「うざい」のひとことも、単純に音としての「うざい」なのか、それともわかっていることを言われて悔しくて「うざい」なのか、まわりには判断しづらいものがあります。
 
実際、当事者たちも自分の感情を的確に表現できている自覚はないと思います。
ことばに無頓着なんです。
 
わたしも自分の感情を深く掘り下げて表現してこなかったので、反省しきりです。
子供にも自分の気持ちを表現させていないし、状況を説明させるのがうまくないな、と反省しています。
 
だから、ブログを書くときとても迷いますし、言葉を探します。
流れるように出てくれば、楽なんでしょうけれど💦
 
 

学校でも社会でもおきる問題のおおくは、

言葉が足りないことに起因するように思います。
自分の気持ちや状況、相手の気持ちや状況を言葉で表現し、論理的に考えて行けたなら、多くの人は冷静に妥協点を模索できるのではないでしょうか。
 
昔は大嫌いだった日記ですが、やはりすごく大事な要素だったんでしょうね。
 
このエリートアカデミーのカリキュラムが、一般的に学校でも家庭でもできるようになったら、きっと社会全体がよくなりそうだな、と感じた記事でした。
 
 
 

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