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義母さんが夕ご飯をつくってくれました。
バイトを始めて三日目、帰りが五時過ぎだったこともあって、
へとへとだった私の代わりに、義母さんが夕ご飯を作ってくれました。
わたしが話に聞いた二世帯住宅ではない場合、
家のことはお姑さんがやっていることが多い気がします。
うちは、わたしも専業主婦だったので、ひっこしてからのほとんどをわたしがやっておりました。
いやあ、その間の義母さんの暇そうなこと、暇そうなこと。
なにか趣味を持ってもらうべきか、考えていました。
わたしとしては、その暇な時間をつかって「断捨離」してほしいところなんですが、
義母さんて期には、もう片付いている気持ちらしいです。
使いづらいところだらけだけど、なれればそんなこと感じなくなるのでしょうか？
それはおいといて、
仕事から帰って、疲れ果てた私は、夕ご飯の支度を義母さんにお願いしました。
なんだか嬉々としてやってくれてたみたいなので、よかった、よかった。
これがうわさの？
義母さんには、お魚を焼くこととみそ汁をお願いしました。
魚は味のついているものだったので、とくに問題はないのですが、
みそ汁ですよ。
昔のドラマとかで、しょっぱい味噌汁を出すと、旦那さんが「俺を殺す気か？」と怒る、みたいな場面を見かけることがありましたが、
（え？ そんなのみたことない？ おかしいな。うちの父のことだったのかしら？）
義母さんのみそ汁は、
「あじがない・・・」
ニンジン、キャベツ、じゃがいも、油揚げが入っていたのですが、
キャベツもにんじんもじゃがいもも味がない。
え？ うわさの流行り病かも、って？
そんなことはありませんよ。 魚のあじはしたもの。
では、どうして味がしないのか？
見た目はお野菜たっぷりのみそ汁。
汁はみそ色です、ちゃんと。
なのに、キャベツもじゃがいももニンジンも味がしないんです。
これがうわさの「義母さんの味のないみそ汁か！！」
と思わず叫んでいました(心の中で）
下の妹の嫁ぎ先の味付けが濃くて、「実家のみそ汁が食べられない」 というようなことを婿さんが言ったらしく、義母さんもそんなようなことを言っていました。
味がないなんて、大げさな。
と思っていたのに・・・・。
なぜ本当に味がないんでしょう？？
どうして、こうも味のないスープを食べられるのでしょう？
考えられる要因。
味噌がなくなりそうだったからケチった。
味のないほど薄いのが好み。
味見をしなかった。
みそ汁をつくるのが久しぶりで、加減を忘れた。
こんな感じでしょうか・
正直なところ、義母さんはひとりで漬物を食べていることが多く、
塩分的には、間に会っていそうなのです。
つまりはみそ汁に味がなくても、漬物で塩分を取っているから、ちょうどいいのかもしれません。
けれども、わたしはもうすこし味がほいい。
塩分がほんの少しもないと、野菜のあじも感じられにくくなってしまいます。
どうにか、もう少しみそ汁に味が欲しいのです。
これは、みそ玉みたいなのを作っておくべきでしょうか。
義母さんとのぐるぐる回る会話。
