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小学一年生の女の子から
数年前、友達とそのむすめさんと遊びに行ったときのこと。むすめさんがとつぜん、「気になっていることがあるの」と言ってきました。
小学一年生の「気になること」が気になるわたし。
「なんですか?」と聞くと、
「トイレで使う紙はどうして固いの?」と言ってきます。
トイレで使う紙? トイレットペーパーのこと? でも固くないよね?
こちらから質問で返します。
「トイレットペーパーのこと?」
「ううん、手を拭くときに使う紙」。
ふむふむ。ペーパータオルのことね。
言われてみれば、トイレットペーパーにくらべて固い。
さて、どうするか。ここで答えだけを言ってもつまらない。
「たしかに固いですね。では、トイレットペーパーで手を拭いたことはありますか?」
「ない。」
「ためしに拭いてみたらどうなると思いますか?」
「手にくっついちゃう!! そうか!! だから固いんだ!!」
と答えにたどり着くことができました。
むすめからの質問。
「どうしてお客さんをのせていないバスが走ってるの?」
こちらにくるまであまりバスを見たことがなかったむすめ。
回送バスの存在を知らなかったらしい。
まじか・・・。
できるだけ自分で答えにたどり着いてほしい。
「この路線は家の前を通って街に行くバスは朝しかなくて、午後は町から帰ってくるバスしか通らないんだよ」というと、びっくりして「え? そうなの?」となった。
ついでに本数が、朝のバスは4本。午後のもどってくるバスは一時間に二本。
「どうやってもバスが足りないよね? この場合、終点まで行ったバスを、他の場所で使いたいとき、どうしたらいいと思う?」
「A地点に三台バスがあって、でもB地点で一台使いたかったら?」
「バスを走らせる。」
だよね? なんてことない疑問なわけです。
でも、このなんてことな疑問を解消できたときのこどもの「わかった!!!」な顔はとても晴れやかで、目がキラキラしていて、見てるこっちも癒されます。
むすめは息子と違って、あまり質問してくる子ではなかったから、こういう話もしてくることがなかった。
でも、こうやって日常の疑問を子供自身が考えることで解消していくことができれば、いろんなことに興味が持てて、そうすると勉強も身についていくんじゃないかな、と感じた瞬間でした。