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「掛け算は答えがおなじなんだから、欠ける数の順番はどちらでもいいのでは?」と言う疑問。
わたしもこどもたちが「掛け算」を習い始めたころ、正直、かける数の順番についてはあいまいに考えていました。
答えはいっしょなんだし、とも正直思っていました。
ただ、先生が順番を重要視しているのは伝わってきたから、「ひとまとまりが何個、それがいくつあるのか」というのを意識して書かなきゃならないのはこどもに教えていた。
例題
「ケーキが箱に三個ずつ入っています。四箱あるとき、ケーキは全部でいくつありますか。」
ひとまとまりは 三個。
それが四箱分、で 3×4 という風になります。
学校によって違うみたいですが、教科書的にはこちらだけが正しくて、「4×3」
にすると間違いになります。
こどもが反対に書いてしまった時、とくに息子のばあいは納得させるのに時間がかかりました。
最終的にはしぶしぶしたがう、という感じでした。
実は掛け算の順番は超重要だった!!
先日、小学校の先生とお話する機会があって、たまたまこの「掛け算の順番問題」について話題になりました。
もう定年を迎えた方で、じっさいに保護者から「順番はどっちでもいいのではないか」というご意見をいただいたことがあるのだとか。
やはり意見する人はいるんだなぁ。と聞いていると、小学校五年生くらいで習う「割合」を理解するのに、この「ひとまとまり」という考え方が超重要になってくるらしいのです。
つまりは、掛け算の順番を意識して式を立てる癖をつけたほうが、五年生のときにならう割合の理解につながるそうです。
例題 2
赤いリボンが20㎝あります。青いリボンは赤いリボンの1.5倍の長さです。青いリボンは何㎝でしょう。
この問題の場合は、もとにする量(ひとまとまり)が20㎝で、それが1.5倍(割合)ということになる。
このもとにする量(ひとまとまり)をしっかりと理解していると、次の問題も簡単になってくる。
例題 3
赤いリボンの1.5倍の長さの青いリボンは30㎝です。赤いリボンの長さは何㎝でしょう。
これは青いリボンの長さ(比べられる量)÷ 割合 = 赤いリボン(もとにする量)
で計算できます。
この(もとにする量)が掛け算の最初の方の数字になるんですね。
これを理解する、しないで、それからの算数の理解度が変わってくるみたいです。
もっと早く知りたかった・・・・。
むすめはこの割合が苦手。わたしもちょっと苦手。
掛け算をもっとしっかりやっておくべきだったか。
しかたがない、これからがんばります。