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高校生の「資産形成」の授業について考えています。
来年 (2022年)四月から、高校生の家庭かの授業に「資産形成」が入るそうです。
金融リテラシーが低い、と言われ続けている?日本人ですが、とうとう挽回する日がくるのかも?
サブプライム・ローン問題では「住宅価格は上がり続ける」と信じた人たちが、返済のあてのない住宅ローンを借りまくっておりました。
リーマンショック時のアメリカ人は、多重債務者が多く、決して金融リテラシーが高いとは思えなかったけど、それは一部の人たちだけなんでしょうね。
これは学生時代に聞いたことなので、リーマンの前の話ですが「アメリカ人は『リボ払い』地獄を見る人が多い」というのを授業でやった記憶があります。いま思えば家庭科の授業だったかもしれませんね。記憶があいまいですが。
それを乗り越えて、アメリカでは高校生にお金の授業をするようになったのかも・・?
日本にもぜひほしい教科書ですね。
あ、でも日本の学生は「教科書」と聞いたとたんに読むのをやめる可能性が・・・?
【公民】の内容をおぼえていますか。
中三になると、10か月ほどでやってくる受験に向けての意識が強く、それまで習ったものの復習や、新しいものの定着やらで精いっぱいになってきます。
でも待って。
この【公民】って、実は現代社会に生きている私たちにとって、ものすごく大事なことではないですか?憲法に始まり、国会、地方議会、行政、裁判、法律・・・
わたしは「テストに出すから覚えろよ」と言われて憲法の前文を途中まで暗記しました。先生はそっくりそのままテストに出しました。穴埋め問題です。
高校生になって、現代社会の先生に『憲法前文のうた』と言うのがあると聞いて衝撃を受けたのを鮮明に覚えています。
いまは『妖怪ウォッチ』の替え歌なんかもありますし、ラップもあります。いろんな曲?があるので、好きなものを聞いて覚えるのもいいかもしれませんね。
【日本国憲法ラップ】前文の重要事項の覚え方を歌で解説!/ Co.慶応が穴埋め形式のラップで授業!?
高校入試の場合、公民は習った時間が少ない?こともあって、あまり出題されない印象でした。むすこは社会が得意でしたし、志望校が数学重視だったので、どの分野もとくべつ力を入れてはいませんでした。
むすめは苦労しそうな気がしています。
興味のないことには速攻「閉店ガラガラ~」ですから。
公民を思い出してみよう。
これの【公民】の問題を読んでみると「憲法の問題」から、「経済活動と家計」、「自由と権利」、「権利と義務」などなど、現代に生きるわたしたちに必須の項目ばかり。
しかも、先日NHKで見た「西成高校の貧困教育」で教材になった「働く人の権利」についても学べます。
わたしも「労働基準監督署」は公民でやった記憶がありますから。
たしかに中学で習ったあと社会に出るまで、ひとによっては7年から10年かかる場合もあります。その間にいろんなことが変わる可能性も確かにありますが、覚えていて損はないどころか、覚えておかなくてはならない必修科目であることは間違いありません。
もしかして、【公民】が中三で勉強する理由のひとつは、中卒で社会に出る人が困らないように、という配慮があったのかもしれません。憶測ですが。
そんなわけで、改めて見てみると、ものすごく役立つ知識だらけの【公民】を、中学生のみなさん、もっと勉強しましょう。具体的な条文を忘れてしまっていても、「そういうのがあった」というのを覚えておけば、ネットで調べるときのヒントにもなるし、自分を助ける力にもなります。
これを熱く説明したら、むすめは後ろに二歩下がってしまった。
あああ、壁は厚い・・・・
娘の小6のときの担任の先生は、とても工夫した授業をしてくださいました。
この授業では物語を題材にしていますが、西成高校のように生徒の実際の体験から学べると公民ももっと身近になると思うんですよね。
ただ、そのためには授業数が絶対的に足りないかもしれませんね。