『本好きの下剋上』というシリーズにはまっています。
最新26巻が四月に出ました。
おおまかにいえば転生ものです。
魔術がある世界に転生した主人公が「本を読みたい」一心で平民から貴族になり上がっていくお話です。
歯に衣着せぬ話し方の平民が、自分の気持ちをはっきりとは言わない貴族たちのなかでいきていくのですが、この「お貴族様」が本当にやっかいで、何が言いたいのかわからないことがおおいのです。
そこを本人の努力とまわりの人たちのフォローでなんとかやっていくのです。
この小説を読んでいると、日本社会を見ているような気になります。
失敗が許されない社会で、しかもみんなが本音を言わない。
遠回しな言い方で要求をつたえ、嫌味もかなり遠回し。
ちょっとおそろしい世界です。
クライマックスが近く、どきどきの展開つづきで次が待ち遠しいところです。
つぎは八月みたいです。
「GWはどこにも行かないの?」
この言葉を二週間前から何度となくいわれ続けています。
実父はサービス業でしたから、GWは家にいました。
いまほど連休も長くありませんでしたし。
そして、夫君の仕事もサービス業。
つまりGWは家でゲームをしたり、本を読んだりして過ごすのが普通。
「GWはどこにも行かないの?」とか
「むすめちゃんをどこかに連れて行かないきゃかわいそう」とか言われます。
すべて
「買い物に行くくらいでどこにも行く予定はありません」というと、
「お父さん(夫君)のことろに泊まりに行ったら?二人で」とずいぶん強引に言ってきます。
「お父さん(夫君)のところは布団のÝ補備はないから無理です」と反論すると、
「一組の布団に三人でねればいいでしょ?それくらい大丈夫でしょ?」と重ねていってきます。
面倒くさいなぁ。と思っていると、
次には「義妹とその子供が泊まりにきたい」といいます。
ん? これって、あれか?
(あんたがいると困るからどっかに行ってきて)ということ?
あーーーーーーなんだ、そういうこと。
まあ、そうだよね。
義妹も同居。姑さんはもういらっしゃらないけど、たしかに息抜きは必要だよね。
で、わたしがいると気を使うからこれない、とそういうこと。
ここにもいたよ、お貴族さま
どうもお貴族さま(義母さん)のことばはいつも遠回しでわかりにくい。
「GWはどこにも行かないの?」は「どこかに行ってきてほいい」だし、
大阪に行ってきたときは「お土産はいらない。もし買ってくるならシウマイにして」と言うので買ってきたのですが、
けっこう不満そうで「ありがとう」の一言もなかった。
こどもたちにお年玉をくれた後、わたしにむかって
「孫が五人もいて、毎年毎年、お年玉がたいへんだ」と言ってきたし。
わたしは母からじじばばは孫をかわいがるのは当たり前だといわれて育ったので、
「こんなこと言うばあちゃん、いるの!?」と耳を疑ってしまった。
あとで気づいたんだけど、「孫にお年玉あげたんだから、お礼くらい言いなさいよ」ということだったみたい。
生活環境のちがいを実感する毎日です。
お貴族さまの言いたいことは平民のわたしにはさっぱりわからない。
まだ一緒にすんで一年。
うまくやっていく自信はゼロだけど、まだ一年。
あまり深く考えずに生きていこうっと。
そういうわけで、連休中は近場でおとまりしてこようと思います。
でもそれを伝えるのも面倒くさいなぁ・・・・・。
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