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８６２日目『タールのうし』
これが非常に面白い。
高校生のときに聴きたかった。
そしたら倫理の時間ももっと楽しめた気がする。
哲学者たちがなぜあの名言にたどり着いたのか、
その物語が頭に入りやすく、とても面白い。
正直言うと、最初の哲学者紹介を聞いたときは
聞くのをやめようか、とも思ったのだけど、
結果的には聞いてよかった。
本当におもしろい。
こんな面白い本や哲学者について、だれかに話さないといられない。
まずはそばにいる娘にむかって話してみる。
すると、
「そういうのは兄に語ってやって」と塩対応。
あいにくとその兄（つまりは息子）はただいま運転免許合宿へ行っており不在。
話したくても話せません。
いいから聞いてくれよー。とさわりをしゃべってみるものの、
反応はいまいち。
だよね。。むすめは昔から興味のないことはまったく聴かない性格です。
いったん断念。
その後、学校の先生から「なぜ読書するようになったか」と聞かれたときに
「兄と母の会話についていきたかったから」と答えたというむすめに
それなら、と再チャレンジしたものの、
「いや、だからそういうのは兄にしてやって」と再びの塩対応。
わるかったよ、
「音が似てるから予言できたんだね」なんて言って。
どうにか興味を持ってもらおうと思ったのに、
逆効果だったか。
哲学者の残念な話も面白かったんだけど、娘は引いてたなぁ。
偉い人の残念な話を聞いて、
ほっとする人と、余計に偉人にはなれないな、と納得する人がいるかも。
むすめは断然、納得しそう。
そんな変なところがない私は一般人。みたいに思ってそう。
わたしは単純に「人って面白い」と感じるけど、
むすめに偉人の残念エピソードを披露すると、
決まって引く気がする。
親近感がわいたりはしなそう。
面白いと思うんだけどな。
こちらは好きな本だったのに、
文豪の残念エピソードの本はあまり楽しめなかったみたい。
何が違うんだろう？
ってなわけで、また明日。
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