はりねずみはころがる。

子育てや教養、その他日々の気づきを書いています。

一分間スピーチと簡単に作文が書ける方法

 

 

国語の授業が変わっています。

学校にもよりますが、中学生の国語の授業には、「一分間スピーチ」というものが存在します。

これは、社会人の方はおなじみかもしれません。

これを持ち回りで、生徒が授業の最初に行っていきます。

一分間ですから、原稿用紙1枚、400字です。

 

大学入試も、記述式を導入しようという動きがあり。

「考える力」を重視する傾向になっています。

これからの子供たちの国衙の授業は、「作文と発表」が主になっていくのかもしれません。

 

ところが、作文を「苦手」と思う人も多いのではないでしょうか?

その証拠に、「作文教室」と検索するとたくさんの書籍やドリルがヒットしてきます。

大人たちは、「作文」と聞いただけで学生の頃の宿題、特に「読書感想文」が思い出されて、その面倒だった気持ちまでもよみがえってきてしまうのかもしれません。

 

作文をする意味

作文をするのは、ただ成績や入試のためだけではありません。

現代では、AIやロボットで自動化していくものが多い中、社会に求められる人材は「伝わる文章を書ける人」。

これは決してうまい文章を書くことではなく、いかに読み手の感情に訴えることができる文章を書けるか、ということ。

共感が得られる文章は、相手の行動を呼び起こします。

書き手が欲しいのは、「文章力」よりも、「結果」なのです。

この本では、「結果を得られる文章を書く」ことに重きを置いています。

これから紹介する本の著者は、

文章の質が人生の質をつくる

共感される文章を書く人は人生を制す

望む未来を得られるようになる。

 とまで言っています。

 

六分間文章術

それでは、本の紹介をします。

 

 

 

 

 

 

 この本の文章術が特徴的なのは、

従来の作文法と違う図(エンパシーチャート)を使うところ。

この図を埋めていくことによって、

・相手を理解するプロセス

・社会を理解するプロセス

・自分を深く理解するプロセス

 が自然にできていきます。

本自体はとても薄くて、153ページ。

写真や図が入っているので、文章としてはとても短いものです。

おそらく、読むのはそれほど苦にはならないでしょう。

きっと、読んですぐ、「書いてみたい」という気持ちになるのではないでしょうか?

 

どんな文章にも使える万能チャート

このチャートは、どんな文章を書く時にも使えます。

先の一分間スピーチはもちろん、読書感想文にも使えます。

読書感想文で使うと、劇的に早く書けるようになりますよ。

夏休みの宿題でお困りの親御さんには朗報です。

短い文章だけでなく、長い文章にも使えます。

長い文章の方が、これの良さを実感できるかもしれません。

 

でも、できるかな?

これまでの国語の授業では、文章構成には「起承転結」を作りましょう。

という指導が主だったように思います。

文章を書くのが苦手な人の多くは、書く内容について考える前に、いきなり書き始めます。

そのため、このチャートを書くことに抵抗があるかもしれません。

また、チャートがうまく作れなかったらどうしよう?という心配をしてしまうかもしれません。

メモを取るような気持ちで、まずはかいてみてください。

まず、一分間スピーチのような400文字程度の文章を作ることをお勧めします。

400字であれば、長くもなく短くもない、ちょうどいいくらいのボリュームになるでしょう。

子どもがいる方なら、子供と一緒に

また、子供への手紙なんかを書いてみるのもいいかもしれません。

こどもの気持ちに寄り添ってあげることができ、しかも自分の気持ちも伝えることができると思います。

ここで一つ、注意があります。

試すときには、「ぜったい400字以内に収めなければならない」と思いつめないでください。

これは練習なのですから、絶対の正解なんてないんです。

気楽にやってみてくださいね。

 

まとめ

六分間文章術をつかうことで、共感力が鍛えられ、望む結果を導き出すことができます。

こどもたちが苦も無く文章を書くことができ、自分の人生をより良いものにできたら、こんなにうれしいことはありませんよね。

まずは、本を読んで実際にトライしてみてください。

 


6分間文章術――想いを伝える教科書