kindle unlimitedで、「すぐやる!」を読みました。
実は昨年末から読みかけたままのものです💦やっと読了です。
おととい、高速読書について書きましたが実践にはまだまだですね。
本書は、作業療法士をされている著者が、すぐにできない理由を脳科学の観点から解説し、対処法を教えてくれる本です。
いままで、「夢をかなえる」系の本や動画、「すぐ行動できる人になる」本や動画をみてきましたが、脳の構造からすぐにできるようになる人へのステップが書かれているものは初めてです。
わたしが読んだものは、心理学的なアプローチが多かったように思います。
すぐにできないのには理由があるのです。
その理由を理解する事、対策をただしく行うことでだれでも「すぐやる」人になれるというものです。
この本を「高速読書術」に当てはめて考えていこうと思います。
【読む目的】
これは、言わずもがな、「すぐやる人」になるためです。
昨年のわたしは、「やらなきゃ」と考えて、逆に動けなくなることがおおくありました。
「うちを片付かなきゃ」と思えば思うほど、家の中は散らかっていきます。
いつもは片付けられているものも、片付けられなくなるのです。
考えてみると、面白い現象ですよね。
まったく真逆の方向へ行ってしまうのですから💦
これって、病気?とちょっと疑ったりしました。
読書の目的の一番は、家を片付けてすっきりとした部屋を作るため。
【書名・著者名】
すぐやる!
「行動力」を高める”科学的な”方法
菅原洋平 著
発売日 2016年7月17日
出版社 文響社
【重要ポイント】
ここは、自分に必要な重要ポイントを書いていきます。
この部分は、読む人によってかわってくるのかもしれませんね。
まずは、あこがれの人の真似をする。
「すぐやる人」の座り姿勢はどういうものか、観察し真似をする。
姿勢を正すことで、脳の覚醒度(目覚めている度合い)がかわってくるようです。
また、使う言葉にも注意します。
これは自己啓発系の本では必ずあるものです。もちろん、「自分がどういう人になりたいか」も言葉にしますが、自分のこれからやる行動を言葉にすることで脳が動き、実行に移せるようにしていきます。
また、「自分が体験したことを言葉にして話す」ことで、次回、どう動けばよいかをシミュレーションしやすくなる。それが、脳の疲労を軽減することにつながる。
衝撃だったのは
「『やればできる」はマボロシ」??
とりかかっていない状態で「やればできる」と唱えても、脳は、どうすればいいのかを理解できない。「良い状態になれ」とだけ命じられても、脳は困って、身動きが取れなくなってしまう。
つまりは、どんな小さなことでも、やっていないことではなく、やれたことを言葉にする。
そもそも脳を
「フットワークが軽く、物事に柔軟に対応できるようにスタンバイできている状態」に保つ。
「言葉を変えると思考が変わる」~脳内文法の書き換え方
無理にポジティブな言葉を使う必要はない。
自分にしっくり来るモチベーションアップする言葉に、すぐやるをくっつける。
例えば、
「人のためならすぐやる」
「ほめられたいからすぐやる」
「嫌悪感があったらすぐやる」
モチベーションを刺激される状況を待ち構えてスタンバイするようになる。
国語辞典を読んでみる
誰もが偏って言葉を使っていることを知り、その偏りを少なくするように他人の言葉を仕入れていくことが、どんな状況でもすぐに行動できるようになる。
国語辞典を読むことで、語彙や用法を仕入れることができ、いままでとは違った言葉を使うことができる。
なんとなく言葉や文法に触れていると能動的に言葉を仕入れ、新しいメンタル文庫を作っていくことができる。
触覚を大事にする、
触覚を豊かにする事は、脳が正しく指令を出すこと、体を動かしやすくすることに直結する。
感じられる触覚が少なくなると、脳はやる気になりにくくすぐやることや継続してやることが難しくなる。
触覚が豊かになると実際に体が動きやすくなる。
脳の負担を軽くする。
これもよく言われることですが、一日に使える意志のちからには限りがあるから、大事な決定をするためには、自分にとって大事ではないことは決めなくてもよいようにする。
すぐやる状態に脳を保つために、日常の生活を限りなくルーチンにして、筋肉が脳に新しい情報を届かないでもすむようにしてあげる。
また、使ってないものは処分する。
目に入るだけで、脳は行動の計画を迷ってしまいます。
【アクションプラン】
書き出してみると、たくさんの「大事なこと」が出てきてしまいました。
家の片づけができるために『すぐやる!』を読んでいたはずが、
すぐやるために家の片づけをするという方向になってきましたね💦
なんだかあべこべですが、本を読んでいると多くの本に共通する項目ってありますよね。結局のところ「片付けをする」というのは、どんなことにも共通する大事なこと、何ですよね。
ほかにも、「言葉に気を付ける」やスモールステップにする、というのは、他のものにも共通のことだったと思います。
この本で、私が「アクションすべき」と思ったのは三つです。
一つ、自分のモチベーションが上がる言葉に「すぐやる」をつけてメンタル文法を変えること。
二つ、国語辞典を読むこと。
これ、一度トライしたことがあるんですが、二日と続かなかった。今度は「語彙力を増やして的確な言葉をつかえるために読む」かな。
三つ、触覚を大事にする。
「しょっかく」という音を発すると、どうしても昆虫さんが出てきてモチベーション下がります💧 なんかいいかえる言葉ないかしら??
要するに、著者は「手を動かして、触り心地を確かめる」ことをしてほしいようです。
食事の支度なども、最近は手が汚れないことを大事にしていたのですが、なるべくハンバーグは手でこねるようにします(*^▽^*)