はりねずみはころがる。

子育てや教養、その他日々の気づきを書いています。

香川県のゲーム依存症防止条例をきっかけに「社会のルール」について考える。

 

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不思議なルールを聞くと

PSYCHO-PASSを思い出してしまいます。

 

PSYCHO-PASS - Wikipedia←詳しくはこちらでどうぞ。

dアニメストアで全話、視聴できますよ🎵

 

 

二日連続でこの話をすることになるとは思いませんでしたが💦

 主人公の常守朱(つねもりあかね)がシビュラに対していうセリフがすごく重くて、たびたび思い出してしまいます。

 

 尊くあるべきはずの法を、何よりも貶めるものは何だかわかってる?それはね、守るに値しない法律をつくり、運用することよ。

 

 

というのも、息子の通う中学校には、本当に事細かくさまざまなルールがありまして。

例えば、生徒だけで出入りしてはいけない場所は、

・ゲームセンター

・喫茶店(スタバ含む)

・ボーリング場

・ショッピングセンター内のゲームコーナー

カラオケボックス

などなど。

 

カラオケボックスあたりはかなり理解できますが、

ショッピングセンター内のゲームコーナーには少し疑問を持ってしまいます。

そんなに治安悪いの?この辺って?

 

 

整髪料は禁止、寝ぐせ直しも同様。

 

息子はなかなかステキな寝癖(笑)とともに朝を迎えていますので、寝ぐせ直しが禁止であることに憤りを感じているようです。

 

わたしにとっては大したルールでもないので、わざわざ違反して反抗するのも労力の無駄な気がしています。でも、おしゃれごころのある女子や、「モテ」が気になってくる思春期の男子には大問題ですよね。

 

これらのルールは、いったい全体何のためにできたんでしょう?

 

カラオケボックスに入るな、とか、ゲームコーナーに行くなっていうのは、犯罪に巻き込まれるのを防ぐ狙いがあるのかな、とか、もし恐喝、なんてことになったら、先生たちが困るのかな。とか考えて、致し方ないと思えるモノです。

 

また、寝癖直しが禁止なのは整髪料が禁止なので「寝癖直し」と言い張った先輩がいたのかな、と考えたり。

「先輩、がんばったんだね」みたいな(笑)微笑ましい???気分になったり。

 

 

そもそも子供たちがゲームばかりするのはなぜなんでしょう?

ゲームが面白くて楽しいからというのは、ほとんどの人が賛成することでしょう。

 

ほかの理由の一つに、公園ではやってはいけないことが多いせいもあるのじゃないかなぁ?

前に住んでいたところでは、全ての公園で野球は禁止でした。大きな声を出して遊んでもダメ。水鉄砲もダメ。結構ダメなモノがありました。

 

 

いま住んでいるところの公園には、自称?見張り役のおじいさんがいて、気になった行動を見かけると学校に電話してくれるのだとか。

 

行きすぎた子も確かにいますから、禁止になるのも仕方がないことなのかもしれません。特に野球は危ないなと思うこと、たくさんありますし。

 

かと言って、こんなにできないことが多いと、他に何をすればいいの?ってことになりませんか?

 

子供の人数は毎年減っているのに、子供のできる遊びも減っていっているように感じます。むかしの子どもって、何して遊んでいましたか?

その中で今の子ができる遊びってなんでしょう?

 

最近の子は、おりこうさんに公園では静かにゲームをするのが普通のようです。

 

 

ゲームの使用時間を短くさせたいなら、他の夢中になれるようなものも必要ではないですか?

 

条例で利用時間の制限をしたところで、罰則がないからどれだけの人が守るのでしょう?このルールは守るに値するものだと認識されるのでしょうか?

 

誰もいない深夜の交差点で赤信号を無視するかのように、だれに指摘されるわけでもないのですから、守られる可能性の方が少ないのではないでしょうか?

 

守られないルールを作って、それを守らせるように努力するのは労力の無駄だと思うし、ルールは守らなくても良い、という習慣をつけてしまうことにもつながってしまいそうです。

 

もう一度、PSYCHO-PASSの主人公、常守朱のことばを引用しちゃいましょう。

尊くあるべきはずの法を、何よりも貶めるものは何だかわかってる?それはね、守るに値しない法律をつくり、運用することよ。

 

それは他の重要なルールにとって、百害あって一利なしなのではないでしょうか?

 

 

こんなに熱く語っておいてなんですが

わたしはこの条例を検討するのは「あり」だと思います。

 

でも、勘違いしないでください。

この条例に賛成なわけでは全くありません。

 

この条例について知ることは、政治や法律に無関心だった人たちが少しでも「ルールとは何か」を考えるきっかけになればいいんじゃないかな、と思うのです。

 

実際、香川県では高校生が反対の署名を集めて県に提出したようですから、これから香川県の子供たちは、きっと社会の仕組みについて学んで行くだろうと思います。

 

だから、ただ単に反対というだけでなく、なぜ反対なのか、どうしてこんなルールが検討されたのか、を考えていけるといいな、と。

ゲームについての意見を交換する場が他にもできたら、この条例の意義?はあるんじゃないかな?

 

 

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