小学校の授業参観も先日が最後になりました。
来年度は中学生かぁ。としみじみ。
この日はこの冬いちばんの冷え込み。っていうか、吹雪いてました_| ̄|○ ほんっと寒かった。駐車場は相変わらず混んでました💦雪が降ってたからいつもよりよけいに。
授業は社会です!
小6の社会科は歴史なんですが、二月にもなると教科書の内容は終わっていたようです。そういえば、冬休み明けぐらいに「第二次世界大戦をやっている」と言っていました。
息子は戦国武将から入って歴史好きなんですが、むすめはどうもそうではなく💦
どうにか好きまで行かなくても歴史の流れをつかんでほしくて、集英社の『まんが日本の歴史』を買って読ませています。
これはビリギャルの坪井先生が本の中で紹介していて、(おすすめは集英社ではありませんでしたが💦)むすめには必要かな、と思って購入したものです。夫君にはちょっと渋い顔されましたが、強気の一括購入です!
集英社の人気漫画家さんたちが表紙カバーを描いているので、それも家族内で話題になりました。「この絵は『ジョジョ』描いてる人だよね。」とか、「『アオハライド』の人もいるね」とか。
とても新しいシリーズなので東日本大震災まで載っていたと思います。
(すでにダンボール詰めしてしまったので確認できず)
脱線してしまいましたが授業参観です!
事前にだいたいの内容をプリントで配られたと思うのですが、見てませんでした(*´ω`*) なんの先入観もなく授業に参加したわけです。
ドキドキの授業は『マッチ売りの少女』の読み聞かせから始まりました。おそらくほとんどの人の頭には「?」が乗っかっていたに違いありません。それほどのインパクトでした。
そこから先生の作ったオリジナルストーリーが始まり、「マッチ売りの少女を日本国憲法を使って助けてあげよう!」という課題が子供たちに課せられました。
そこで私の頭にはもう一度「?」が。「日本国憲法で、って子供たちはわかってるの??」と。
うちの娘は授業の中身について家で話すことはほぼないので知りませんでしたが、事前に何度か憲法についての授業をしていたようです。
子供たちはみな、憲法の全文が載っているらしい小冊子を持っていました。
子ども六法を持って来ている子もいましたよ。
子ども六法のことは以前にも書いたので、よかったら読んでください。
『マッチ売りの少女』が現代の日本にいたら
授業では、先生のオリジナルストーリーの「現代の日本にマッチ売りの少女がいたら、子供の権利、親の義務、国の義務をはっきりさせて救うことができる。それらは日本国憲法でどう書かれているか?」を探してもらい、最後に発表となりました。
昨年の授業参観ではすこしうるさいくらいのクラスだっったのですが、今回の授業参観はとても静かに真剣に取り組んでいたように見えました。
この授業の前に「基本的人権の尊重」や「平和主義」、そして「国民主権」など、基本的なものはやっていたようです。そして、条文もみんなで読んでいたようで、こどもたちは蛍光ペンでなぞっていたのが見えました。
そのため、この課題にもスムーズに取り組めていたようです。
「最後には二つの語句を使って感想を書きましょう。」で終了となりました。
この授業でよかったこと。
担任の先生がとても工夫をしてこの授業を作ってくださったことにまずは感謝しています。日本国憲法の条文を読ませるのは大変だっただろうと推測できるからです。
公立の小学校ですので、学力もかなりのばらつきがあり、子供によっては理解できなくて置いてけぼりということも考えられます。
そこをいかに拾い上げて課題に取り組ませるか、先生の工夫が見られたところでもありました。また、みんなが知っている物語と現代を結び付けて、身近な問題にも憲法は関わってくる、ということを教えてくれたと感じました。
その証拠にこどもの感想では、
「ニュースで虐待のことを聞いて悲しい気持ちになっていたけど、憲法を勉強することで助けることができるんだとわかった。」というのがあって、こどもたちにとっても身近な問題として心にのこってのではないでしょうか。
わたしが学生のとき、中三の公民ではじめて日本国憲法についてくわしくやりました。前文を読んだり、9条について条文を読んだりしたのを覚えています。正直、暗記科目でした。憲法について考えたのは、大人になってからです。
いや、いまでもあまり考えてはないかな💦
こういう工夫された授業を受けた子供たちは、法律についても身近なものであると感じて成長できるのかもしれません。
最後に
ちょうど帰宅していた夫君といっしょに参加したのですが、夫君はまるで子供のように授業をおもしろがっていて、ちょっとうるさかった💦
そんな夫君がこの課題で取り上げた一番の問題点は、
「売り物がマッチだったこと」
・・・・突っ込むところはそこなの??? (; ・`д・´)