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本の紹介
五話のショートストーリーをつかって心理学についてわかりやすく解説した本です。
こちらの本も、とあるユーチューバーさんがおすすめしていたものです。
その方が取り上げておすすめしていた物語は、マルチ商法にはまる青年が「南極のペンギンに氷を売るセミナー」というのをつかって高額な浄水器を売っているお話です。
占い師やマルチ商法でよく使われる「コールド・リーディング」という手法を解説しつ、「どうやって価値のない物をうるのか」を教えてくれています。
わたしが一番興味深いとおもったところ
「南極のペンギンに氷を売るセミナー」はたしかにおもしろかったのですが、途中までは、きき終えたら返品しようかとかんがえていました。
あまりにも救いのない話がつづいて、ちょっと気分が落ち込んできたからです。
それに、あまり聞きたくない表現も出てきて、心理学の解説としては面白いけど好みではないかなとかおもいつつきき進めました。
しかし、最後の章「ゲーデルの不完全性定理」で返品するのはやめておこうと思いました。いえ、決して株式投資の話がでてきたからではないですよ?
なぜかって、この章はとても面白かったからです。
「本当の自分」をさがすのは自分しかいない。つまり、自分が探している「本当の自分」はいつになっても見つからない。嘘つきパラドックスというらしい。
わたしは普段、こういうことをあまり考えないけれど、こういうことに気づける人すごいとおもう。
このお話の主人公がヤクザにつかまったとき、機転を利かせて銃で撃たれるのを回避したとき、こんな使い方ができるのか!!と感心してしまった。
ぜったいにこんな状況に放り込まれることはないと思うけど、覚えておこうっと。
まとめ
この 『亜玖夢博士の経済入門』は、かなり好き嫌いがわかれそうな本ではありますが、
心理学にもとづいた人間の行動について物語形式で解説してくれる、おもしろい本だと思います。
本には図がたくさんついていて、実際に図を見ながらきくと、より理解氏ややすくなると思います。
『神さまとのおしゃべり』がオーディブル会員なら無料で聞けます。(’21年5月3日まで)
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