言語能力を鍛えたい。
話すのがあまり得意でないと自覚のあるわたし。
常に冷静に相手の意図したことを理解して、自分の伝えたいことを的確に話したい、とは思う。
しかしながら、なかなかそうはいかない。難しい。
そして、いま気をつけている言葉がある。
ヤバイとすごい。
表現したいことを的確に説明できない時、つい使ってしまう「ヤバイ」と「すごい」。
気をつけてないと、説明を全てこれらの言葉で済ましてしまう。
購入して一週間のバナナを食べた義母さんの一言。
「これ!! これ!! 早く食べないと、このバナナすごいよ!!」
すみません、知ってます。
義母さんがなにを言いたいかというと、想像できると思いますが、バナナがすごく熟れてしまっているよ、ということ。
つまり返事は「お昼ぐらいにパウンドケーキ焼くので大丈夫です。」
熟れ過ぎなのはわかってたので、パウンドケーキしようと思っていたのです。
それにしても「すごいよ。」か。わたしも表現しづらいことを「すごい」と言ってしまうことがあるなぁ。
たとえば、
かわいい=すごい。
暑い=すごい。
たのしい=すごい。
これが若者だったら、ヤバイなんだろうなぁ。
このバナナ、ヤバイよ。
今日、(暑くて)やばい。
うわっ、やばっ。
みたいな。
わたしはどちらかというと若者よりはシニアにちかいかも。ヤバイよりすごいを使っているきがする。
ちょっと残念だけれども・・・しかたないかな。
今日、こんなことがあった。
断捨離の動画について、姪っ子が「そこの奥さんが、やばいの」と言ってきて、正直、奥さんがどうヤバイのか、がまったく伝わらなかった。
断捨離をしようと決意するくらいだから、物は相当多いことは考えられるけど、どうしてその奥さんをヤバイと思ったのか、がまったくわからなかった。
姪っ子に「どうやばかったの?」と聞いてみたところ、「緑の鉢植えの隣に、グリーンメンが三つあるの。旦那さんが『捨てろ』と言ったら、『そっちのを捨てなさいよ。』って言ったの。」
ん?
なになに? どういうこと?
結局のところ、親(わたしの姉)に説明してもらったんだけど、相手に分かってもらえるような説明ができるようになりたいな、と感じたのでした。
姪っ子はまだ小3だから、説明がうまくなくても許されるけれども、わたしはいい年なので、本当に気をつけなくては。
大事なのは、伝えようとすること。
ヤバイやすごいで済ませてしまっていては、結局のところ、言葉が育たない。
いつまで経っても、相手が空気を読んでくれるのを期待してしまう。
そうならないためには、日頃から丁寧に説明する癖が必要かも。
なんでもヤバイとスゴいで済ませてしまわないように、日々の努力が大切。
「すごい」や「ヤバイ」と言ってしまったとしたら、もう一度言い直して、表現したいと思う。