スポンサードリンク
イオンの株主優待でイオンシネマをお得に利用してきました。
9267イオン(株)の株式を保有していまして、いろいろ優待がいただけるのです。
イオンの株主になるとこんなにお得 | 個人投資家の皆さまへ | 株主・投資家の皆さま | イオン株式会社
この中にイオンシネマの割引というのがありまして、今日はそちらを利用してきました。一般のチケットが優待価格1000円で購入できるのです。そして、ドリンクSまたはポップコーンがもらえます。
話題の?『えんとつ町のプペル』
息子からは、「『すごくいい』という人か、『全くダメ』という人に分かれるから、どっちか判断してきて。」
と言われて来ました。
むすめは、誘ったけど「わたしはいい。」とあっさり断られました。
通常運転ですね(´∀`*)
さてさて、わたしの感想は、
爽快感がなく、モヤっとした気分でした。
一応断っておきますが、脚本家、監督さんのメッセージがどうこう言いたいわけではなく、エンターテイメントとして見に行った個人の感想です。
最初のハロウィンのダンスシーンはとても楽しくてよかった。ちょっと踊りたくなるような感じでしたよ。今年のハロウィンのときには、これを踊る人々とか出てくるのかな?
しかし途中で、
このゴミ人間は何を象徴してるのかな?
とか、
この煙に包まれた町は今の日本を象徴しようとしてるんだろうな。
とか、
父ちゃんの紙芝居をもっと詳しく最初の方で紹介した方が、統治者が隠したがっていた秘密が暴かれる時の緊迫感が違っただろうな、
なんてことを考えてしまうくらいではありました。
「ゴミ人間」にも、主人公にも感情移入できなかったことが問題かもしれません。
いや、そもそも会場?が物理的に寒かったせいかも。体調は悪くなかったと思うのですが。感染防止のための換気が良すぎたのかなぁ。
設定等々にもっと緊迫感を持たせられたら、
煙の向こうが見えたときの感動をもっとあじわえたのではないかなぁ?
煙の向こうが空だってことを現実の私たちはとてもよく知ってるんだよねぇ。
太陽が見えない弊害もそれなりに知ってる。
煙ばかりの町が体に良くないことも容易に想像できる。お母さんはぜんそくだったみたいだし。
「煙の向こうがない」ということを信じさせるほどの洗脳力がこの物語の導入には欠けていたのではないだろうか?
この映画が見ている人に伝えたいメッセージは、最初からわかる気がした。
ふだんの西野さんの言いたいことの1%もわたしには言えないし、理解できていないとは思う。西野さん個人をほぼ知らないのでね。
ただ、凡人のわたしには「この映画は楽しめなかった」というのは確かだ。
登場人物がこころの内に持っている何かが、本人が暴露する前に透けて見えてしまっていたんだよね。
でも、現実のこどもは自分の気持ちをしっかりと理解しているとは限らない。それは大人もそうだと思う。
映画の中のスパイのおじさんも、地下のお店にきた時点でなんとなく想像がついた。だから、仮面を外して顔が分かっても、意外性がなかった。
現実の世界はこんなにも文字があふれていて、ネットも発達している。おそらく、それ以前の人々よりもわたしたちは自分の気持ちにも他人の気持ちにも敏感なのではないだろうか?
そんな私たちでさえ、自分の気持ちを明確に言い表すことは難しい。
このえんとつ町のように、触れてはいけないタブーがたくさんあるだろう場所で、自分の気持ちをあんなに明確に言葉にできる子どもたちがいるだろうか?
そんな無駄なことも考えてしまえるほどに、集中できないで終わりました。空が見える感動も、わたしにはあまり響いてこなかった。
音の大きさには何度か驚きましたが。
最後に言いたいことは、
アニメ映画を産む、という苦しみをひとつも知らない無責任なわたしは、ただの一般大衆です。
しかしながら、この映画を見ることで、いちブロガーのわたしが僭越ながら「物語を面白くするには」と小一時間考えてしまいました。
物語を書くという現実はまったく無さそうですが、なかなかに楽しい時間をいただきました。
そして、もうちょっと暖房効かせてください、イオンシネマさん。寒かったです。
昨日と違って、今日は雪が降っているんですから。
しかしながら、感染予防で換気も大事だと思うので、次はこの席以外の場所を選びたいと思います。
この後がホットヨガでほんとうによかった。